【東京大学物語】「辛いナ…って時は、いつも… 自分の気持ち…に、本当に正直になれば、うまくいくって生きてきたから…」「今の自分に未来の自分の気持ちを縛ることなんてできないし…… 昔の自分に、今の自分の気持ちを縛られたら嫌だもの……」

タイトルが長すぎてごめんなさい。申し訳ないんですが、名言過ぎて、どうしても二つともタイトルにしたかった。

モテる女の時に東京大学物語の水野遙が男の理想なんじゃないか？というので、東京大学物語を読み返してみた。江川達也、天才である。自分の価値観は東京大学物語等の江川達也作品で育てられたと言っても過言はないなと思った。

なんでSEXを隠すんだろ？とか、好きな人は束縛したくない、自分のことが好きで一緒にいたいなら一緒にいて欲しい。そうじゃないなら離れてくれていいし、浮気もしていいし、合コンも行っていいし、ただその時に好きじゃなくなってたら別れるかもね。
とにかく自分の好きな様に生きて欲しい。っていう自分の価値観を、見事に描いてくれている。というか、これで育ったんだ。そりゃ、そうなるわ。

そして、読み返していたら、水野遙の名言があったので紹介したい。
自分の本当の想いで生きたい人や、人を好きってなんだろ？って人には是非とも読んでもらいたい。

「」内は村上直樹　「」無いのが水野遙

でも村上君のこと、好きだから…その本当の気持ちを、一番大事な気持ちを大切にしようって…

あたし18年間…辛いナ…って時は、いつも…
自分の気持ち…に、本当に正直になれば、うまくいくって生きてきたから…
で…今度も…そう思ったら、やっぱり気持ちがずっと楽になって…

そう…村上君が何しても、あたしは村上君が好きだから、いいんだって…幸せなんだ…って…

相手が自分のことだけ愛してくれている間だけ相手のことが好きで…
相手が他の誰かとつきあったり、SEXしたり、自分のことすきじゃなくなったりしたら、
相手のこと好きじゃなくなるなんて…　相手のこと、本当に…好きだってことじゃ、ないと思う…

だから村上君…村上君が思った通りに生きて…したいことをして…

「ど…どうして、遙ちゃん…そ…そこまで…」

あたしも、思った通り生きたいから…自由に生きたいから…束縛されたくないから…

「ってことは遙ちゃん…遙ちゃんが、ほかの男とSEXしても、遙ちゃんはオレに文句言われたくないってことかい？」

え？

「そうじゃないか。束縛されたくないんだろ。しかも遙ちゃんが他の男とSEXしたのをオレが怒ったら…それはオレが遙ちゃんを本当に好きじゃないってことになるよね！」

えっ…

「だって、そうじゃないか…立場を入れ替えると、そうじゃないか…！」

そ…そうなるね…

「キミは正しいけど……キミは、キミは、そんな女だったのか？そうか……」

だって……今の自分に未来の自分の気持ちを縛ることなんてできないし……
昔の自分に、今の自分の気持ちを縛られたら嫌だもの……

「…………」

でも、でも、あたし村上君のこと、ずっとずっと好きでいると思う。
村上君のこと、すっごく好きだよ……今、すっごく村上君とSEXがしたいよ…

どうだろう？前後がわからない人がいると思うので、難しいかとは思うけど、名言の連発である。

最近よく語られている、自分の想いで生きるという事をサラっと遙は言ってのける。
自分の中にある本当の想いを一番大切にして生きる。

そして好きとは、その人その者が好きなのであって、何かの条件で変わる事はないという事だ。
ただ、もし一つ変わるとすれば、それは相手ではなくて自分の心が変わるという事。
相手は、常に相手であって、その人の心の赴くままに生きて欲しい、それがその人なのだから、それを自分は愛しているという事。

愛の為に束縛して、自分が気持ちいい様に愛する・愛してもらうという事は、果たしていい事なのだろうか？そして、相手の出方次第で変わる気持ちというのは、何とも気持ち悪いじゃないか？
あなたが抱いた気持ちが変わらなければ、なんら変える必要はない。そして辛いとか、悲しいとかが相手を好きって気持ちより上回ったら離れればいいのだ。
自分を大切にするっていう事は簡単な事じゃない。自分の本当の想いを大切にする為に一時期自分を苦しめるかもしれない。だけれども、本当に一番大切な気持ちを自分でわかっていれば、人は幸せになれるという事だ。
それは条件では決して変わる事のないものなのだ。もし変わる時はあなたが変わった時だ。一番大切な気持ちが変わったのだ。

だって……今の自分に未来の自分の気持ちを縛ることなんてできないし……
昔の自分に、今の自分の気持ちを縛られたら嫌だもの……

全ては今ここである。僕らはこんな事すら忘れているんだ。
今の自分は今の自分で選択している、過去の自分の選択ではなくて、今の自分で選択して生きているのだ。
人は変わるものである。人の本質の一つは変化だ。絶えず変化しているのだから未来の確証なんて何もない。
とにかく今しかないのだから、今の自分の出来ること・やりたい事をやればいい。
これは堕落を進めている訳ではない。疲れたら休めばいいし、やりたくない事は極力やらなくていいだろう。
ただ本当に大切な想いに従えば選択はおのずと限られてくるはずだ。
自分の人生を自分が楽しいと思って生きるのか、つまらない人生だったと言って生きるのかは、自分の選択で決めることが出来るのだから、
今は、この一瞬にしかないのだから。

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